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フリーター、フリーランス、個人事業主 違いは?

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フリーター、フリーランス、個人事業主 違いは?

特に会社員としての収入アップがなかなか難しい現在において副業はきになるものかと考えます。

そんななか、会社員とは異なり一定の雇用関係を結ばず独自のやり方で経営していく自由業とよばれる人たちがいます。具体的にはフリーター、フリーランス、個人事業主です。

どれも聞いたことはあるかと思いますが、皆さんこの違いわかりますでしょうか。なかなか説明できませんよね。

では順番に見ていきましょう

フリーター

正式にはフリーターとは学生以外で正社員・正職員以外の就労形態(契約社員・契約職員・派遣社員・アルバイト・パートなどの非正規雇用)で生計を立てている人を指す言葉です。自由業の一つにはなりますが、現実は契約した会社やお店で決められた仕事を行い、働いた時間に応じて給与を受け取るといった正社員と似たような雇用関係を結んで行います。。(ただし正社員と比べると関係は薄く近年問題にあるように不景気になると容易に雇用関係が切られてしまいます)

もともとはフリーランスアルバイターの略称ですが、今となってはほぼ聞かない言葉かと思います。一応フリーターの定義として1991年(平成3年)に厚生労働省が実態調査目的で以下のような定義を設けました。

①若年者(学生・主婦・主夫を除く満15歳から34歳)であり就労形態が非正規雇用である

②現在無職であるが働く意志のある人

これをみるとフリーターは34歳までだそうです。また、無職でも働く意思さえあればその人はフリーターに分類するそうです。これはあくまでも政府のしかも30年ほど前に定義したものであり、今もこれを当てはめていいかというと疑問があります。

フリーランス

フリーランスとは、特定の会社や団体・企業に所属せず独立した人が仕事ごとに契約を結び仕事を請け負うことを指し、実際に業務を遂行をする人のことを「フリーランサー」と呼びます。これは正社員やフリーターとは異なり雇用関係は結ばず、単発で契約していく形態をとります。

名前に「Free(自由)」とついていることからわかるように、場所・勤務時間・職種などを自由に決めて働けるのが特徴で、自分の知識やスキルを活かしてやりたい仕事ができるのが最大のメリットといえます。

職種も様々でありエンジニアからライター・デザイナー・ジャーナリスト・カメラマン・コンサルタントなどが例として挙げられます。最近ではYoutuberやUber eatsなどがそうですね。

個人事業主

これは、実は税務上の区分のひとつであるだけで実態はフリーランスとほぼ同じです。個人事業主とは、個人で事業を営んでいて法人を設立している人以外で開業届を提出した人のこと指します。

簡単にいうとフリーランスしている人で個人事務所として法人化をしないが開業届を提出して事業を営んでいる人を個人事業主と呼びます。

個人事業主ですと開業届を提出するだけでよく手続きは楽ですが、個人に対しての課税であり収入に応じて所得税がかかります。法人化すると初回の手続きが煩雑であり費用もかかりますが、法人化することで収入は会社としての収入となり税制上の優遇が多くとれたり、所得税ではなく比較的低い税率である法人税がとられたりします。よく大物芸能人などが独立して個人事務所を立てたりしますが、これもその一つかもしれません。

なお、フリーランスで開業届を提出せず個人事業主にならないこともできますが大半は提出します。なぜなら、開業届を提出することで青色申告を利用できるからです。これは、経費や費用・収益などをしっかりと帳簿する必要がありますが年間65万まで収益を非課税にすることができます。これは税制上とても有利であり、駆け出しで収益が全くない人以外は個人事業主になるといっていいでしょう。

フリーターからフリーランサーへ

おおまかな違いはわかったかと思いますが、この違いがなんなんだと思う人もいるかと思います。

いずれも正社員として会社と契約していない点では共通していますが、働き方に大きな違いがあります。まずフリーランスは成果報酬なので、自分の裁量で働く時間や場所を自由に決めることが可能です。しかしフリーターは事業主(会社)との雇用関係にありそこで決められた仕事を行い、働いた時間に応じて給与を受け取ることになります。フリーター能力・仕事量は関係なく収入は単純に時間給で決まるのに対し、フリーランスは契約した仕事をやりきればよいので能力があれば短時間で終わらせることができます。また能力が高ければより多くの仕事をこなせるだけでなくより単価の高い仕事を行い高収入をあげていくことができるのです。

一方リスクも違います。仕事でミスを犯したときフリーターなら上司に怒られる程度で済むことが多く、万が一解雇されても次のところへ容易に就職できるかもしれません・しかしフリーリーランスは失敗すると信用を失い業務の継続に支障を来すこともあります。またフリーランスは仕事の獲得を自分で行う必要があるため、収入を得るにはそれなりの営業活動も必要になってくるでしょう。このように自由に働ける反面、仕事に対するプロ意識や責任感がフリーター以上に求められているのです。

つまり、単調な誰でもできる・責任も軽いが時間給であり高収入を望めないのがフリーター。独自の力(専門的な能力)が必要であり・責任も重いがより高収入を期待できるのがフリーランスです。

大学生のような一時的なもの・別の目標があり今の仕事は生活するための資金集め程度であればフリーターでもよいでしょう。しかし、今後自分の仕事の能力を生かしたい・高収入を目指していきたいのであればフリーランスを目指すのがよいと考えます。そのほうが税制面でもお得ですし。

なお、フリーターは雇用契約を結んで仕事をするため給与所得者となります。つまり、個人事業主にはならず青色申告といった税制面での優遇は得られません。フリーランサーは雇用契約ではなく業務委託といった形をとることが多く事業所得となるため個人事業主とすることができます。

医師でもバイトとして検診バイトや当直バイトでをしますがこれは業務委託ではないため雑所得となり、個人事業主のような税制優遇は得られません。あくまでもバイト医でありフリーランサー医にはならないのです。

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