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不動産投資のいいところと悪いところ

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不動産投資のいいところと悪いところ

時々仕事をしているとこんな電話があります。「OOさんおすすめの不動産がありますよ!」「節税対策になりますのでOOさんもやっています」

皆さんご存じのとおり、こうやって電話をしてくる人がもってくるものはやる価値のないいわばゴミ案件です(笑)。

こういったものは極力やらないに越したことがありませんが、ここでの電話内容すべてがデタラメというわけではありません。確かに節税対策であったり保険として使うことができます(ただし普通にやるとこれ以上に損します)。

ここではやるやらないはともかくとして、ベースの知識として不動産事業のメリット・デメリットについてすこしでも理解していきましょう。

不動産をやるメリット

一言でいうならば副業となる点です。

副業として行うとなると自身は個人事業主または法人化して社長として事業をおこなうことになります。そのため、不動産の収益分自分の利益になるだけでなく、車や電車などの交通費を経費にしたり、ネット通信費やパソコン、飲み会代も経費にできたりします。また、自宅=事務所とすれば家賃も一部経費にできます。

特に医師など高収入の人にとっては経費におとせるだけで十分の節税効果になります。例えば経費で100万円分使ったとなると、100万に対してかかる予定であった30~40%程度(その人によって変動あり)の税金が浮きますので30~40万分得することになります。また、個人事業主では青色申告すれば年65万までの収益が非課税になりますのでその分まるまる自分の給料に追加できます。

その他には・不動産が資産となる・生命保険代わりになる・相続税対策になることがあります。

マンションなどの不動産を買うとき借金をして購入することがほとんどですが、借金返済後は建物そのものが資産となるため、賃貸などで得た収益の大半を自分の利益として見込むことができます。また、この資産をもとでにさらに大きな不動産購入につかうことができます。(通常借金して不動産購入するとき初期は年収によって借り入れ限度額が決まってますが、複数不動産事業をして安定して収益を出していればそれを資産として換算しさらに大きな不動産を購入できます)。要は、雪だるま式にどんどん規模を大きくできるためより多くの収益期待ができます。

また、不動産は生命保険の代わりとして活用できます。マンションなどを購入する際に「団体信用生命保険」に加入することが必須とされます。これはローンを組んでいる契約者が死亡したり、高度障害者になったりした場合にローンの残債を肩代りしてくれる保険です。そのため、万が一自身が亡くなったとしても残された奥さんらが購入したマンション等不動産を借金なしでまるまる手に入れることができます。その場合、このまま不動産事業継続して収益を得てもいいですし売買して一括して多額の資金を手に入れるのもいいでしょう。

されに相続する際には現金で相続するより節税効果があります。アパート等で賃貸として貸し出す不動産は相続時に35%程度まで減額して(築年数等で変動します)資産価値を評価します。例として通常1000万円を現金で相続するとそのまま1000万に対して相続税がかかります。一方で賃貸として貸し出している不動産を相続すると1000万の価値があるのに、350万のものとして価値を評価して相続税を計算します。

このように不動産は購入時に多額の資金が必要ですが、多くのメリットがあります。

不動産をやるデメリット

ただ、そんな甘いものではありません、まず大事なこととして不動産事業で得る収益以上に支出が多くなり赤字リスクがあります。

アパート賃貸では都会ほど満室になり安定しやすいですが土地代が高く初期経費が高い・収益率が低いです。一方で地方では初期費用が安く収益率が高いですが、空室リスク高くどちらかといいますとハイリスクハイリターンなものになります。

また、経費にできるメリットはありますがあくまで黒字をだしてからこそ意味があるものであり、経費目的に安易に行うと痛い目にあいます。通算損益といい、本業の収益と相殺することで不動産事業が赤字でも経費分本業の収益から差し引くことができますが(損益通算については別記事で説明します。)、それでしたら不動産事業やらないほうが結果的に手元にのこる金額が大きくなります。

生命保険代わりといわれますが、奥さんらに不動産がまわってきたときに十分な知識がないと事業管理ができないですし、場所によっては不動産を安易に売れずすぐに現金がほしくても手に入れない可能性があります。

また相続税対策になりますが、3500万以下であればそもそも非課税なのである程度資産を持っている人でないと意味がないですし、不動産の資産自体が経年劣化とともに自然と落ちていきますのでそのことも留意する必要があります。

大事なのは知識をもつこと

不動産事業は全くもうからないかというとそういうわけではありません。しっかりとした知識と良い案件を探し出す力があれば見つけることはできるでしょう。しかし、軽い気持ちで行うとなると全く儲からないものを手に入れてしまいます。特に電話等で業者側からくるものはほぼ間違いなく悪い案件です。いいものほど世の中に出まわらずこっそりと取引されるものです。

もし興味がある人がいましたらまずはメリットデメリットをしっかり理解してください。そのうえで不動産事業をやる覚悟がありましたら、まずはいろんなセミナー等へ自分から動いていき知識を得るとともに、信用できる人を見つけるのが大事です。簡単ではないですが、収益がでる不動産を手に入れましたら長期にわたり資産として自分の生活を豊かにしますので覚悟がありましたらチャレンジしてみてください。

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