時間がない医師が自動売買で株やFX投資はありか？

副業としてまず思いつくのが株式投資やFX投資といったものです。

ただ、ここで問題になるのがそれをやっていく時間、知識がないことです。

日本株ですと日中が一番活発に取引されていますが自分は本業で忙しく見ている暇すらありません。かといってアメリカ株式やFX投資は深夜のとき（アメリカが日中のとき）に活発に取引されますので、睡眠時間が削れてしまいます。

また、どの株式・通貨がよいか常に情報収集が必要ですし、最新の情報がでてないか常にアンテナを張り巡らす必要があります。

そのため医師がやるなら積立投資といったローリスクローリターンを推奨していますが、最近自動売買が流行しているのはご存知でしょうか？

自動売買とは

自動売買とは一定の金額ごとに株や通貨を買っていき、また一定の通貨まで上昇すれば売却して利益を得ることです。

例えば、1ドル100円で100ドル分購入し、1ドル101円になったら売却、さらに1ドル101円で100ドル分購入。1ドル102円になったら再度売却して、さらに1ドル102円で100ドル分購入します。逆に下落し1ドル99円になったら100ドル分追加購入して1ドル100円まで回復したら1ドル99円で購入した100ドル分をを売却し・・・といった売買を自動でいれていくものになります。

これのメリットは初期設定されすればあとは自動で手間なくやってくれることです。これは時間がなくて忙しい医師からすればメリットといえます。うまくいけば初期設定したあとほかりっぱなしでも勝手に動いていき、気づいた時には収益をあげることができるのです。

極端に言えばほったらかしで儲かります(笑)。年末にいくら稼いでどれくらい税金かかるかチェックするくらいです。

自動売買の種類

自動売買を行っているものは沢山あります。

• 自動ＦＸ
• 自動ＥＴＦ（投資信託）
• 自動ＣＦＤ（差金決済取引）

一番わかりやすいのは先ほど述べたドル円やユーロ円の自動売買（自動売買のFX）ですね。1円単位で増減するごとに売り買いを追加していくシステムとわかりやすいです。これはループイフダンやトラリピ、トライオートＦＸ等多くの企業が行っています。

次にＥＴＦ（投資信託）やＣＦＤは、アメリカ株式や日本株式、原油といったものを一定の金額動くたびに売り買いしていくものとなっています。トライオートＥＴＦやひまわり証券などがやっていますね。

例えば日本株式を100円単位で動くたびに売却・購入するような設定にしたとします。その場合23000円で購入し、23100円で売却すれば100円利益がでます。そして23100円に追加購入して23200円になればさらに売却・・・。逆に22900円になったときは23000円で購入したものはそのまま保有し、22900円で追加購入します。その後23000円に戻ったら22900円で購入した分を売却して100円の利益をだす・・・。といったように売却・追加購入を繰り返していく方法です。

注意しないといけないこと

一見すると、時間にとらわれずほったらかしでいける・複雑な知識や情報収集が要らないと医師にとってうってつけの投資方法といえますが、注意しないことがあります。

それは、暴落したときに大損するリスクです。

例えば1ドル100円で1万ドルずつ購入し1円変動するごとに追加購入売却する設定とします。そうすると、1円円安になるたびに1万円儲かります。一方で1円円高になると追加で1ドル99円を1万ドルで購入します。これをつづけていき、もし2011年1ドル75円まで円高になると100円から75円まで1円単位で1万ドル購入しますので、トータルで325万円損失を負うことになります。

例えば1000万円用意している人であれば元の金額に上がるまでがまんできますが、100万、200万しかない人では耐えきれず損切（マイナスの状態で売却してしまうこと）することになります。

十分な資金と購入間隔を

医師にどの通貨・株が安定して儲かる・暴落がないかの判断はできないと思います。皆さん投資は基本素人なので(笑)。

なので、もし始めたい人がいましたらある程度マイナスになっても問題ない余裕をもった資産で初めてください。もっていない方は、一回に購入する金額を抑えるか、購入間隔を伸ばして影響を最小限にしましょう。その場合収益は落ちますが仕方ないです。まずは大損しないようにすることが大事です。

早く・沢山稼ぎたいという人はやめたほうがいいです。焦る人ほど暴落の時に大損することになります。このシステムはほったらかしでいくのが大事であり、本業を一生懸命やっている中でオマケで稼ぐものなのです。メインで稼ぐものではありません。